元TOKIO山口さん事件、呼称は容疑者かメンバーか

 ようやくワイドショーもおとなしくなった、山口さん事件。

 

 社会的に好影響を与える活動をされていたし、5人とも感じの良い人たちだったので、個人的にショックでした。ザ鉄腕DASH、なんて秀逸番組なのに・・・

 

 5月12日の朝日新聞(大阪版)に「メンバー」呼称についての解説記事が載っておりました。

 

 マスコミにもよりますが、例えば朝日新聞の場合、刑事事件の容疑者をかつて呼び捨てにしていたそうです。

 

 人権への配慮から1989年に、逮捕された人を原則「容疑者」と呼ぶ方針にしたそうです。裁判も終わっていないので「疑われている人」みたいなニュアンスでしょうか。

 

 今になって、「容疑者」という言葉は、とても配慮されているとは思われないイメージの呼び名になってしまいましたが。

 

 さらに書類送検の場合は個別判断するとし、肩書呼称で表記することにしているそうです。山口社長、山口前衆院議員、山口投手、場合によっては山口さん・・・

 今回は一般的な肩書に該当するものがなく「メンバー」を用いたとのこと。

 

 でも、今までジャニーズ以外で「メンバー」という呼称を使ったことあるのかな?ジャニーズ事務所に「メンバー」を指定されたのか、忖度したのか・・・、と勘繰ってしまいます。

 

 差別的な言葉やマイナスイメージの言い回しは、時にどこからか物言いがついて、別の言い方に変更されることが少なからずあります。

 

 「メンバー」という呼称も、多用されるといずれ、「容疑者」という言葉がたどり着いたようにものすごく嫌な響きの言葉になるのでしょう。

 

 その時、マスコミたちが新しくどういう呼称をつけるのか少し楽しみであります。

 多用はしないかな。(笑)