日大アメフト事件とサンデー・ジャポンから考えるダブルスタンダード
昔、尊敬する先輩からの仕事をする上でのアドバイスとして、
「ダブルスタンダードにはなるな」
というものがありました。私がその後、仕事をしていく上での礎となったパワーフレーズでもあります。
サラリーマン社会では「何が正しくて、何が間違っているか」でより、「それは誰が言っているのか」だとか「それは自分にとって損か得か」で判断する人の方が多いです。
そして実際、そういう人の方がどうも出世しているようです。周りから真には尊敬されませんが・・・(笑)
だから私は、ダブルスタンダードを排除する人に対して、いつも好感をもっております。
お笑い芸人でも、世の中をうまく表現する人も珍しくなくなってきました。爆笑問題の太田さんもその一人です。
前回も書きましたが、5月27日そして6月3日のサンデー・ジャポンの日大アメフト悪質タックル事件に対する扱いは、歯切れの悪いものでした。
政治家に対しても、いつも辛らつな表現で切り返す太田さんの、自身の出身大学(もしかしたら太いスポンサーなのかもしれませんが・・・)である日大に関してのコメントは、本人のこれまでのスタンスを若干歪めることになっているのではないか?少なくとも私はそう感じました。
政治家、評論家、コメンテーター・・・よく考えると、完全にダブルスタンダードを排除している人って実際にはいないかも。いたとしても、中途で脱落するのかもしれません。
そういえば、私にグッドアドバイスしてくれた上司も、いいところまでは行ったのですが、途中で居なくなってしまいました。(苦笑)
自分が一番大切にしているものは何か?を改めて考えさせていただくきっかけとなりました。